着物リメイクにとって、別布での仮縫いは、大事な作業になります。
丁寧に採寸を行なっていても、一度で、ピッタリに製図ができるとは限りません。
デザインの確認だけではなく、細部のゆとりの調整をすることで、お客様の体系にあった、着心地の良いドレスに仕上がります。
着物を、いきなり裁断してしまっては、補正することが困難です。
洋服地のように代わりの生地がありません。大切なお着物ですから、裁断前の丁寧な仕事が大事になってきます。ご面倒ですけれど、お付き合いくださいませ。
仮縫いの後、本縫いに入ります。ネックラインが横に少し広がりすぎていましたので、5mmずつ狭めました。仮縫いのご試着の際は、ネックレスも着けてご確認ください。その他の印象は良いようです。本縫いでは、模様合わせも上手くいきました。
仮縫いの横からの撮影では、後丈が長すぎたために、背中が膨らんでしまいました。バストダーツも足りませんでした。後ヒップのゆとりも少ないために、ピップも膨らんでしまいました。本縫いでは補正しましたので、背中がすっきりしています。ヒップラインも落ち着きました。
仮縫いの後ろの写真では、右肩が傾いているのが分かります。どちらかの肩が落ちているお客様が、時々いらっしゃいます。極端な場合は補正しています。ヒップのゆとりも足りないのが分かります。本縫いでは、補正しましたので、綺麗なラインになりました。
体型補正は、大変難しい作業です。長くかかる場合があります。
体型補正が必要な時は、事前にお知らせいただけると助かります。
お気付きでない部分の補正も、可能な限り行いたいと思っていますので、仮縫いの写メール送信をお願いいたします。
採寸の間違いも多々あります。再度お願いすることもあります。宜しくお願いいたします。
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